運河を渡る風と、売り子の声。
エンジン音ではなく、水を切る音。
タイの水上マーケット(タラート・ナーム)は、かつて“生活の動脈”だった運河文化の名残です。
バンコク近郊や中部地方では、道路よりも水路が主役だった時代があります。
船は移動手段であり、商店であり、日常そのものでした。
タイの水上マーケットとは?

水上マーケットとは、船の上で商品を売買する市場のこと。
現在では観光名所として知られていますが、もともとは地域の人々の生活に根付いたリアルな市場でした。
色鮮やかなフルーツ、湯気の立つ麺料理、そして麦わら帽子(ゴブ)を被った売り子さん。
そこには「見せる観光」ではなく、水と共に生きてきた暮らしの歴史があります。
代表的な水上マーケット
タイで有名な水上マーケットといえば「ダムヌンサドゥアック水上マーケット」「アンパワー水上マーケット」がよく挙がります。
ダムヌンサドゥアック水上マーケットってどんなところ?
ラーチャブリー県にあるダムヌンサドゥアック水上マーケットは、19世紀に掘削された運河を基盤に発展した市場です。
もともとは水路を使った物資流通の場で、舟がそのまま店の役割を果たしていました。
現在はタイを代表する観光型水上マーケットとして知られ、早朝には果物や麺料理を積んだ小舟が行き交います。
色彩豊かな光景は、かつての運河生活の名残を今に伝える風景です。
アンパワー水上マーケットってどんなところ?
サムットソンクラーム県にあるアンパワー水上マーケットは、週末を中心に開かれるローカル色の濃い市場です。
川沿いの木造家屋と屋台が並び、地元客も多く訪れます。
昼過ぎから夜にかけて賑わい、海鮮料理や伝統菓子の食べ歩きが楽しめるのが特徴です。
夕暮れ時にはボートで川を巡る体験も人気で、観光地でありながら地域の暮らしの雰囲気を感じられる場所として親しまれています。
なぜタイでは水路が発達したの?

タイ中部はチャオプラヤー川流域。
雨季と乾季があり、水を利用した生活が合理的でした。
運河(クローン)は移動路であり、物資流通のインフラ。
だからこそ“船が店になる”文化が自然に生まれたのです。
水上マーケットの楽しみ方
もし現地に行くなら、ぜひ意識してほしいのは:
① 朝の時間帯に行く
本来の市場の活気が感じられます。
② 果物を食べてみる
マンゴスチンやココナッツは格別。
東南アジアでしか食べられない、新鮮な南国フルーツをぜひ味わってみてください。
③ 売り子さんの帽子を見る
独特のフォルムは、日差しを遮るための合理的なデザイン。
単なるフォトスポットではなく、「生活の市場」として見ると面白さが倍増します。
手のひらサイズのタラート・ナーム

今回入荷したミニチュアボートは、そんな水上マーケットの原風景を再現したオブジェ。
・伝統的なゴブを被った売り子
・ココナッツや南国フルーツの山
・木製の船体のぬくもり
プラスチックではなく、天然木を使用。
果物の配置も、売り子の表情も一点ごとに違います。
まさに“水上の一期一会”。
観光地ではなく、文化を飾る
このオブジェは、「タイに行った記念品」ではなく、タイが水と共に生きてきた歴史の象徴。
窓辺やドアノブに飾れば、日常に少しだけ、運河の風が吹く気がします。
派手ではないけれど、じんわりと心に残る。そんなタイ雑貨です。
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